多くはマウスガード は歯科医師が型を採得し、石膏模型にして技工所に作製を依頼します。当院では診査、型取り、作製、調整まで歯科医師が行なっています。私の経験を生かし、一つ一つ選手の気持ちになり心を込めて作製しています。診療の合間、休憩時間を使って作製しているので作製する数には限りがあります。しかし、実際に患者さんのお口の拝見し問診した中でしか分からない事があるので、自ら作製した方が一人一人の患者さんに合ったマウスガードが作れます。
まず来院されたら、口腔内の状態を詳しく診査します。場合によってはレントゲン診査をします。マウスガードを作製した後に虫歯の治療や歯周病の治療をしてしまうと、せっかく作ったマウスガード が合わなくなってしまいます。歯や歯茎、骨、顎関節など正常、もしくは治療してからマウスガード が初めて機能するのです。
事情があってすぐに治療ができずマウスガードを作製する必要がある場合は、可能な限り、治療部位を後で調整できるようにして作製します。
当院ではマウスピースのシートを模型に圧接する機械(エルコフォーム3D)とかみ合わせを付与する機械(オクルフォーム3)を用いて作製します。適合の良いマウスガード が出来上がります。
当院ではホルムアルデヒドガス消毒器を設置しています。プラスチックや熱に弱いものは高圧蒸気滅菌できません。患者さんに使用するものは全て滅菌して安心して治療を受けていただいています。